『終の住処』を読みかけて放り出す。

今日は実家で芥川賞磯崎憲一郎さんの「終の住処」を読みかけて、途中で放り出す。あんまりピンとこなかった。
選評、マルケスの影響が見られる、て書いてる人もいたけど、そうなのかなぁ。マルケスの小説は、魔術的な展開も多くて、想像力があっちへ行ったり、こっちへ行ったりして、脳が拡張されるような、めまいのような面白さがあるのだけれど、この小説、なんだか閉じられた狭い空間で、作者が手法をいじっている姿が見えるようにしか思えないのです。私には。最後まで読めなかったので、何か言える立場でもないけど。会社員やりながら、これだけの小説書くのはすごいと思います。でも、ホントに、こんなに沢山、芥川賞って必要なのかしらん???
批判は誰でもいくらでもできるんですよ。それがわかってて、つい、ぶつぶつと呟く。ぶつぶつ言っている暇があったら、自分で何か行動しろっつー話ではあるのだが…。

終の住処

終の住処