映画『海街ダイアリー』6月の映画その3

私にとって、とても大切で、誰にでも語ってもらいたいわけじゃない吉田秋生の作品『海街ダイアリー』。
是枝裕和監督による実写化ということで、きっとそれなら大丈夫だと思った。

映画の字間枠の中での物語なので、もちろん原作の細部まで語れるわけではないのだけれど、あの漫画のニュアンスを活かしながら、上手く1本の映画らしい映画に仕立ててあって、とても感心。

大竹しのぶ 誰だかわからないくらい素晴らしかった。ホントに凄いと思った。
役者さんは概ね、とてもよく、綾瀬はるかの長女は、ちょっとイメージが違うけれど、それはそれでとてもよかった。もしかしたら吉田秋生さんが描きたかったのは、こっちのイメージだったりしてたかも…と思うくらい。夏帆の演じる三女は、原作に近い。

心の中で、誰にも言わず、こっそり大事にしておきたいくらいの映画だった。