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文楽『伊賀越道中双六』第二部

竹本義太夫300回忌記念通し狂言『伊賀道中双六』第二部
9月7日(土)国立劇場

藤川新関の段 引抜き 寿柱立萬歳
竹藪の段
岡崎の段
伏見北国屋の段
伊賀上野敵討の段

 

筋書きによれば…
天明三年(1783)(11代将軍徳川家斉浅間山が噴火し、天明の大飢饉が起こり、イギリスがアメリカの独立を承認し、パリ講和条約調印の年だそうです。)4月に大阪・竹本座で初演された時代物。曾我兄弟の仇討ち赤穂浪士の討ち入りと並び称される日本三大仇討の一つ「伊賀越の敵討ち」を扱っているのだそうです。
題名は、鎌倉から西へ向かいながら敵を討ち果たすまで、行く先々で様々な出来事が起こる様子を道中双六に見立てているのだそうです。

ホントに色々なことが劇中で起きるわけで…。さっきまで恋を語っていたはずの女性が、あっという間に尼さんになってたり、自分の正体を隠すために、奥さんが連れてきた生まれたばかりの赤子を殺してみたり…。筋道だった展開というのは、あまりないので論理的には、全くついていかれず。

文雀さんの遣う娘お袖は、いつも文雀さんの操る女性がそうであるように、細やかで美しい所作を見せてくれて、本当に涙モノなんだけど。休演された紋壽さんの代役で奴助平を演じる文雀さんも、それはそれは楽しそうだった。それから吉田和生さんの遣うお谷がよかった。

千歳太夫さんの語り。いつも、わかりやすく熱い語りを楽しみにしています。

東京では文楽のチケットは、とても手に入りにくくなっていますが、そんなに高尚な事ばかりではなく、非常に楽しい舞台なので、もっとマニアだけでなく、みんなに知ってもらいたいところ。