映画『真夏の夜の夢』

東雲さんの個展へ行った翌日、久しぶりにレディスデー。せっかく、個展で刺激を受けた脳を更に活性化しようと、『セントアンナの奇跡』を観に行ったのでした。シャンテまで。わざわざ。
そしたら…満員御礼。
さて、どうするかなぁ…。マリオンでかかっている映画も大して見たくないし。調べてみたら、中江裕治監督の『真夏の夜の夢』やっているじゃないですか。オリジナルはシェイクスピア。大好きです。
この方の作品、南国の風が香り、気温が伝わってくるような映像です。南国に住んだ事のない私は、南の国の森の中や土の様子、ムッと湿気と匂いに包まれそうな植物達、そこに沢山集っていそうな生き物達が、ちょっと苦手です。でも、映像なら大丈夫。ニオイも湿気も生き物達も襲ってきません。
でましたよ。キジムン。精霊です。人に忘れられると消えちゃいます。
『思い出さずに、忘れずにいておくれ。いつでもどこでも、ゆり子の最高の幸せをお願いしている』なかなかいい言葉であります。
東雲さんの妖怪絵といい、この映画といい、日本の素敵な妖怪達に導かれたに違いありません。私は、私自身がもっている幸せに気づかされたような気がしてならないのでした。