映画『スラムドッグ$ミリオネア』

『トレイン・スポッティング』のダニー・ボイルの映画です。脚本は『フル・モンティ』のサイモン・ビューフォイ。話自体は、私好みのおとぎ話なのですが、ムンバイの街の描き方、ストーリーの進め方が素晴らしかったです。最初から映画に飲み込まれてしまいました。よく、ここまで街に入り込んで映画撮ったなぁ、という感じ。
低予算映画で、大手配給会社に公開を閉ざされ、しかし、口コミで評判になった、という映画らしいです。観る人の気持ちをわしづかみにする映画です。
スラムの生活、生き方。『トレイン・スポッティング』のような、お洒落なイメージはありません。
最後の踊りのシーンについては賛否両論あるらしいですが、私は、よかったと思います。踊って大団円で終わらせる、て、やっぱり『ザ・インド』なんだろうな、と解釈しました。