映画「エディット・ピアフ」
観たかった映画。もう下高井戸シネマにきました。
朝起きたら雪。
午前中、豚汁をつくっていたら、遅くなってしまって、お昼ご飯のテーブルを片付ける間もなく飛び出して行ったにもかかわらず、滑らないように気をつけたら、電車を一本逃して、予告編上映中に映画館に飛び込みました。ビルの階段の雪はきれいに掃除してあって、この映画館はいつ来ても気持ちよく映画が観られます。
いい映画です。美しい物語ではなくて、ピアフの歌しかない人生を、壊れて行く人生を描いてます。きっと、期待外れだろうと思って観たのに、ピアフに惚れ込んでしまいました。美輪明宏がステージでピアフを歌うので、ピアフの歌は好きではあったのだけど、フランス語じゃ歌詞の検討もつかなくて(第二外国語はフランス語だったんですけどね、意味ないですね)、でも、映画観たらもっと好きになりました。
筋とは関係ないとこで感心したのが、昔のレコーディングってバックの演奏も入っていて一発録りなんですよね。すごいですよね。今の歌手には出来ない芸当なんでしょうね、きっと。
で、適当にキャバレーでは人気のあるピアフが、それ以上になるために徹底的に唄の練習していくとこもよかったです。
それから、小物や調度品、建物、凝ってました。どこ?と聞かれると覚えていないのですが、すごいな、と思いました。
ピアフが猫背なのも驚きました。喋り方、歩き方、行動が、また、品がないんですよね。すごいです。でも、ステージに立つとスターなんです。愛する人の前では可愛い女なんです。
インタビューで記者に、人に伝えたい事を尋ねられて「Aime」(愛しなさい)と。
この映画の醜さがとても気に入りました。シャンソンって美輪さんが言っているように、こういうふうに、庶民の生活から生まれでた唄なんだろうとも思いました。
ボキャブラリー少なくて、こんな書き方しかできないんですけど。機会があったら観てください。
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ところで、今日、ヒース・レジャーが亡くなったというニュースを聞きました。ブロークバック・マウンテンで、かなりいい俳優さんだと思っていたので残念。合掌。