映画「中国の鳥人」
公開当時、観られなかった映画。三池崇史監督。
良い映画でした。ハードディスクの整理をしていて、何の気なしにつけたら、石橋蓮司の怪演に引きずり込まれるように観てしまう。最近、第七病棟の公演が全然ないのだけれど、どうしているのかな。
大体、邦画なんてことも忘れていて、何だっけな、この映画観たかったんだよな、中国って書いてあるしとりあえず録画しておくか、ということだけで録画しただけ。
中国の奥地には鳥人が住んでいる、という椎名誠の小説が原作らしい。
雲南ロケ。さぞかし大変だったことだろうとお察しいたします。
ネットでは、ストーリー展開についていかれない、という感想がいくつか見受けられたけれど、私は着いて行かれました。ストーリーの飛躍とも言うべきなんでしょうけれど、理解できないとんでもないことが、次々と起きる中で、全く異なる世界の素朴で嘘のない人の生活に惹かれ、どっぷりとつかっていく怪しいヤクザ氏家さん(石橋蓮司)が素晴らしいです。
原作には、このヤクザ役はないらしので別物と考えた方がよさそうですね。
素晴らしい雲南の風景、映画館で観たらすばらしかっただろうと。しかし、映像には匂いが写らないけれど、実際には、どんな匂いがするんだろうとも思った。
どこか映画館でまたやらないかな。